ステータスモニタを起動しておくと、印刷状態やインク残量などのプリンタ情報を表示します。
ステータスモニタは、独立したアプリケーションとして提供されます。

1. ターミナルソフトのコマンドラインから、次のように入力します。

[user@zzz /yyyy]$ cngpijmonip3300 [プリンタ登録名]

例:

[user@zzz /yyyy]$ cngpijmonip3300 IP3300

ステータスモニタが起動し、印刷状態やインク残量などの情報を表示します。

 

ステータスモニタを起動するコマンドをデスクトップにショートカットとして登録しておくと、ステータスモニタを簡単に起動することができます。

ステータスモニタの制限事項

1. 印刷が開始されるまでステータス表示ができません。
ステータスモニタを起動した際に、印刷が開始されていない場合は、ステータス情報が取得できないため、「待機中」のメッセージのみ表示します。

2. プリンタ電源OFFの検出を行わないため、プリンタの電源をOFFにした状態では、プリンタの状態を表すメッセージは表示されません。

3. ログインしているユーザーとは異なるroot以外のユーザーが、cngpijまたはステータスモニタを起動しようとした場合は、xhostの実行をしないと、「cannot open display」とメッセージが表示され、cngpij、ステータスモニタを起動できません。「xhost [hostname]」というコマンドを実行してください。

4. 印刷を行ったユーザーとは異なるユーザー権限でステータスモニタを起動すると、ステータスモニタは起動できますが、そのジョブに関するステータス取得はできません(ステータスは「待機中」のままとなります)。

5. cifコマンドを使用して印刷を行った場合は、ステータスモニタにステータスが表示されません。

6. LAN環境が構築されていて、IPアドレスを設定している場合、ステータスモニタが正常に表示できない場合があります。
その場合はCUPSのセキュリティ設定変更を行う必要があります。
/etc/cups/cupsd.confの以下の項目に、設定しているIPアドレスを追加し、CUPSデーモンを再起動してください。

<Location />

<Location /admin>

例:

  :
  :
<Location />
Order Deny,Allow
Deny From All Allow From 127.0.0.1
Allow From XXX.XXX.XXX.XXX <- この行に設定しているIPアドレスを追加してください。
</Location>
  :
  :
<Location /admin>
  :
  :
Order Deny,Allow
Deny From All
Allow From 127.0.0.1
Allow From XXX.XXX.XXX.XXX <- この行に設定しているIPアドレスを追加してください。
  :
  :
</Location>

ここでXXX.XXX.XXX.XXXは設定しているIPアドレスを示します。

 

ネットワーク等に関するセキュリティ設定については、「CUPS Software Administrators Manual」(http://www.cups.org/sam.html)を参照してください。