Photo by (c)Tomoyuki.U( http://www.yun.co.jp/~tomo/photo.html )
Linuxの多くのアプリケーションは、印刷機能としてpostscript(以下psと略します)の出力をサポートしています。
このタイプのアプリケーションでは、psの出力をBJフィルタに渡すため、印刷コマンドの設定が必要な場合があります。
【printcap.localまたはprintcapで指定したプリンタ名がbjf9000usbpsの場合の例】
印刷コマンド:lpr -Pbjf9000usbps
![]() |
印刷出力がpsファイル形式でないアプリケーションでは印刷はできません。 |
![]() |
BJフィルタ起動後の印刷設定方法は「4. フィルタの設定」で説明します。 |
■用紙サイズの指定
psファイル印刷時の用紙サイズは、/usr/local/bin/bjf9000_psのpapersizeに設定されています(デフォルトはa4)。
変更する場合は、rootユーザでエディタを使って編集します。
【用紙サイズをB5にする場合】
papersize=b5
指定できる用紙サイズは、以下の6つです。
a5 / a4 / a3 / b5 / b4 /letter / legal / a6
![]() |
|
■アプリケーションが付加したマージンの削除
アプリケーションが出力するpsファイルには、アプリケーション上で表示されている画像に余白が付加されている場合があります。
その場合は、BoundingBoxを利用すると、psファイルから画像データ部分のみが抽出され、アプリケーションが付加したマージンを削除することができます。
画像領域抽出を行うには、アプリケーションの印刷設定画面で、印刷コマンドを指定する際に、lpr に<-J ”--bboxon ”>というオプションを指定します。
例:lpr -Pbjf9000usbps -J”--bboxon”
アプリケーションによって、BoundingBox が信用できない場合や、印刷コマンドを指定できない場合があります。
そのため、BoundingBox を利用してアプリケーションによって付加された余白の削除を行うためには、以下の2つの条件を満たすアプリケーションを使用する必要があります。
![]() |
これらの設定が実行できるアプリケーションの例
|