E.2 コマンドラインからの印刷
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ターミナルからの印刷には、UI で設定を行うGUI モードと、コマンドラインで設定を行うコマンドラインモードの2つがあり、完全フチ無し印刷の実現方法が異なります。
E.2.1 コマンドラインモード
コマンドラインモードでは、bjfilter の起動オプションで、「--borderless 」、「--full 」、「--location center」を指定するだけで、容易に完全フチ無し印刷を実現することができます。
(原画像の中央部分が完全フチ無し印刷で出力されます。)
実行例:bjfilterbjs500 --borderless --location center --full image.bmp >/dev/lp0
E.2.2 GUI モード
GUI モードでは --full オプションにあたる印刷設定がありません。
そこで、以下の2通りで、完全フチ無し印刷を実現する方法について説明します。
E.2.2.1 画像を加工しない方法
- bjfilter のUI 上で「フチ無し全面印刷」と「センタリング」を両方設定します。
- さらに必要であれば、bjfilter のUI 上で「拡大/縮小印刷」を設定し、画像が用紙を完全にはみ出すまで拡大します。
その結果、原画像の中央部分が完全フチ無し印刷で出力されます。
(拡大率は、原画像の物理サイズと用紙のサイズから計算することもできます。)

E.2.2.2 画像を加工する方法
- アプリケーションで画像の一部を切り取り、画像のアスペクト比を用紙のアスペクト比にあわせます。
(GIMP などで画像の一部を切り取る。画像加工の例は「E.5 画像の加工」を参照してください。)
- bjfilter のUI 上で「フチ無し全面印刷」と「フィットページ印刷(デフォルト設定)」を両方設定します。
*用紙のアスペクト比と印字領域のアスペクト比が異なる場合に生じる差を分散させるため「センタリング」も選択することを推奨します。
