GUIモードでは、Kterm等のターミナルソフトのコマンドラインから印刷を実行すると、BJフィルタの各種パラメータを設定する画面が表示されます。パラメータを設定後、OKをクリックすると、指定したパラメータに従って印刷が行われます。
(BJフィルタの各種パラメータの設定方法については「4. フィルタの設定」で説明します。)
■サポートしている画像ファイルの印刷
GUIモードの書式は次のとおりです。
bjfilterbjf9000 --gui [switches] [filename]
switchesでは、BJフィルタの「入力画像解像度」と「画像抽出範囲」の2種類のパラメータを指定できます。各スイッチの詳細は「3.3.3 スイッチ」で説明します。
filenameは、印刷するファイル名を指定するパラメータです。 印刷できるファイルの形式は、TIFF、BMP、PPM、PNGに限られます。
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以下にサポートしている画像フォーマットを示します。
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印刷できないファイル形式が指定された場合、BJフィルタは、エラーメッセージを表示して処理を終了します。
filenameを省略した場合、BJフィルタは、データがPPMの場合のみ標準入力から渡されるものとして処理をします。
TIFF、BMP、PPM、PNGの画像データを印刷する場合には、インストールの際にprintcap.localまたはprintcap記載例で作成した、プリンタ名「bjf9000usbraw」を指定してください。
【sample.bmpを印刷する場合の書式】
$ bjfilterbjf9000 --gui sample.bmp | lpr -Pbjf9000usbraw
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BJフィルタの各種パラメータを設定する画面である、基本設定シート、およびページ設定シートの各機能は利用はできますが、ユーティリティシートの各機能、およびステータスモニタの起動は利用できません。 |
rootでログインしている場合は、次の書式でも印刷できます。
# bjfilterbjf9000 --gui sample.bmp > /dev/usb/lp0
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BJフィルタの各種パラメータを設定する画面である、基本設定シート、ページ設定シート、およびユーティリティシートの各機能は利用できますが、ステータスモニタは利用できません。 |
■psファイルの印刷
psファイルをGUIモードで印刷する場合は、画像をGUIモードで印刷する場合と異なります。
psファイルを印刷する場合には、インストールの際にprintcap.localまたはprintcap記載例で作成した、プリンタ名「bjf9000usbps」を指定してください。
【sample.psを印刷する場合の書式】
$ lpr -Pbjf9000usbps sample.ps